Macが起動しない時の対処法
NVRAM/PRAMリセット #
Macの設定を記憶しているNVRAM/PRAMを一度リセットしてみましょう
NVRAM/PRAMリセットの方法 #
- Macを終了する
- 「Option + command + P + R」のキーを押したまま電源を入れます
- Macの起動音が2度鳴るまでキーを押し続け、2度起動音を確認したら放します
SMCリセット #
電源ボタンを押しても起動しない、なぜかファンがずっと回っているなど、通常考えられないトラブルが起こった時は「SMC(システム管理コントローラ)」をリセットしてみます。
SMSC(システム管理コントローラ)のリセット方法 #
デスクトップ(Mac Pro、iMac、Mac mini)の場合はシステム終了後、Macの電源コードを抜いて15秒間待つだけでOK。
2009年以降のMacBook、MacBook Air、MacBook Proは以下の方法になります。
- Macを終了する
- MagSafe(電源アダプタ)をMacに接続します
- キーボード左側の「shift + control + option」キーを押しながら、電源ボタンを押します
- 3つのキー全部と電源ボタンを同時に離します
- Macの電源を入れます
セーフモードで起動 #
セーフモードで起動することで「起動ディスクの検証」「ディレクトリの問題の修復」をすることができます。
セーフモードで起動する方法 #
- Macを終了する
- 電源を入れ起動音が聞こえたら「shift」キーを押します(起動前からではなく、起動音の直後)
- ディスプレイにAppleのロゴが表示されたらキーを離します
リカバリーモードで起動 #
OS X Lion、Mountain Lion、Mavericks、YosemiteではOSを復元することができるリカバリーモードで起動することができるようになっています。
リカバリーモードで起動することでユーティリティを利用することができるので、ディスクの修復などが可能。最悪の場合、バックアップからの復元などもリカバリーモードから可能です。
リカバリーモードで起動する方法 #
- Macを終了します
- 「command + R」キーを押したまま再起動をします
- Appleのロゴが出たらキーを離します
インターネットを経由したリカバリーモードで起動する方法 #
- Macを終了します
- 「shift + option + command + R」キーを押したまま再起動をします
- Appleのロゴが出たらキーを離します
外部ディスクから起動して修復 #
OS X Mavericks、YosemiteではUSBメモリなどに「起動可能なインストーラ」を作成することができます。
リカバリーモードで起動できなかった場合、このインストーラーから起動することで、リカバリーモードでの起動と同様の操作が可能になります。
外部ディスクから起動する方法 #
- Macを終了します
- 再起動時に「Option」キーを押したまま起動します
- 「Startup Manager」が表示されるので、利用したいディスクを選択します
シングルユーザーモードで起動してfsckコマンド #
いままで紹介した6つを利用してもMacが起動しないという人は最終手段。シングルユーザーモードで起動して「fsck」というコマンドラインユーティリティを試してみます。
AppleではOS X 10.4以降を使用している場合は「fsck」ではなくディスクユーティリティの利用を推奨しています。なので、上記の方法を試したけど起動できないという人で、自己責任で行ってください。
ここに見出しテキストを追加 #
- Macを終了します
- 電源ボタンを押した直後「command + S」キーを押します
- 画面に白い文字が表示されたらシングルユーザーモードで起動しています
- コマンドラインに「/sbin/fsck -fy」と入力して「return(enter)」キー
- 問題が解決したら「reboot」と入力して「return(enter)」キーで再起動
問題がなければ「** The volume (name_of_volume) appears to be OK」と表示、問題が見つかった場合「***** FILE SYSTEM WAS MODIFIED *****」と表示されます。
問題が見つかった場合には上記の手順を「The volume appears to be OK」と表示されるまで繰り返します。
Apple Hardware Test #
ここまで色々試してMacが起動しない場合、ハードウェアが故障している可能性もあります。「Apple Hardware Test」でハードウェアの診断を行いましょう。
問題の原因がソフトウェアによるものか、ハードウェアによるものか原因を特定することができます。
「Apple Hardware Test」を行う前にEthernetアダプタ以外の外付けデバイスをすべて取り外してください。
「Apple Hardware Test」を行う方法 #
- Macを終了します
- 電源を入れ「D」のキーをグレイの画面が表示されるまで押しっぱなしにします
- テスト終了後「Restart」または「Shut Down」を選択します
テストの結果問題がなければ「No issues found」と表示されます。問題があった場合は情報をメモしてApple Store(ジーニアスバー)に持ち込みましょう。
- カテゴリー
- サポート